雨漏れ補修 | NK建築工房株式会社

雨漏れ補修

少し後ろ向きな施工なので、
ブログに載せるか悩みましたが、、載せることにしました。

補修工事等にご興味のない方は、読み飛ばして頂けると幸いです。

 

少し前に「嵐の日の後、天井部分が濡れているので見に来てほしい」とのご依頼があり
当日の予定をやり繰りし、大至急伺った。

不幸中の幸いで、ほんの少し濡れているかな?といった程度。

詳しく事情をお聞きすると、
一昨年に雨漏れがあったので工務店に来て頂いたのですが天井を開けることなく
水切り板金の部分からの吹込みですね!と結論づけて、水切り部分にコーキングを施工。
濡れてしまった部分を補修して終わりだったそうだ。

近年ではサーモグラフィーを用いた非破壊検査も多いが
町屋の工務店にはなく、前時代的ですが点検口を設けてしっかりと目視確認を行い
どの部分から雨漏れが発生しているかを把握する必要がある。

そして目視確認を行った検査の結果、上階のベランダ部分の
笠木と言われる板金から水が伝っているとの結論に。

ただ、普通に施工していれば起こりえない。。。
お施主様に了承を頂き、笠木の交換を行うと以下の写真の状態が露わになった。

透湿防水シートの施工が不十分で、台風のような吹込みが激しい天候の場合にのみ
その仕舞いが不十分な部分から少しずつ少しずつ表面張力の影響でベランダの手すり柱を伝い、
階下のリビング天井を濡らしていた。

標準的な施工を行っていれば漏れることの無い、いわば有り得ない雨漏り。
現場の誰かが気づいていれば未然に防げたはず。

人の振り見て我がふり直せ!
肝に銘じておかなければならない補修工事となりました。

追記:捲れていた透湿防水シートには防水テープをびっしりと施工し
   笠木は新しいものに取り換え、雨漏れは無くなりました。

岩城直樹