熱の伝わり方<輻射について>

少し前に記載した熱の伝わり方について、最後は「輻射」。
一番身近にある輻射熱は太陽の暖かさです。

「伝導」は個体を伝わり、「対流」は流体を伝わる。
対して「輻射」はエネルギーが直接伝わる。

空気や水などを介することなく、電磁波の形で直接物質を暖める現象。
「伝導」「対流」と違い、物を冷やす効果はない。

また、厄介なことに「輻射」のみ物質を透過するという性質があり
住宅において高気密・高断熱であったとしても熱が侵入してしまう。

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「輻射熱」に対しては、赤外線・遠赤外線を反射する物質を断熱材の外側に施工する必要がある。

家電量販店でよくみるハロゲンヒーターは輻射熱の効果を最大限に発揮できるよう
ヒーターの裏側に光を反射する銀色の鉄板が用いられている。

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ハロゲンヒーターをお持ちの方はご存知だと思いますが
このヒーターは空気を暖めているのではなく、熱を伝える光を放射しており
その光(電磁波)が体に当たると暖かくなる。

銀色の鉄板で光(電磁波)を反射することがハロゲンヒーターの特徴です。

 

暖房機器の話はこれぐらいで、、

さて、この「輻射熱」は冬に重宝されるものの、これからの夏は必要がない。
太陽光の照りつけが激しくなると相対的にお住まいの中にも輻射熱が発生する。

赤外線や遠赤外線の対処方法として、それらを反射するシートを
断熱材の外側に施工する必要がある。

イメージとしては、銀色の鉄板を太陽に向け、家の中に輻射熱が入らないようにする。
鉄板は重く高価なので、赤外線を反射するアルミを蒸着させたシートを外壁・屋根に施工する。

外壁工事が始まれば写真をUPさせて頂きますが、今回は屋根の遮熱シートの写真を。

油谷様邸 (239)

当然ですが、弊社の標準仕様です。

岩城直樹