熱の伝わり方 <伝導について>

最近は当たり前のように目にする「高断熱」の文字ですが
高気密とセットで記載され、住宅業界を席巻している。

文字で表すのは簡単ですが、実践することが難しい。。

闇雲に断熱材を厚くすればOKということではなく、熱の伝わり方を学び
考察を深く行うことにより現場にフィードバックされ、職人と情報を共有することが望ましい。
今回から、三回に分けてUPしていこうと思います。

熱の伝わり方には、伝導・対流・輻射の三種類がある。
まずは「伝導」について。

主に、固体を伝わる熱の移動を「伝導」と呼びます。
鉄板を端を持ち、その反対側を火であぶる、、
すると、手が熱くなりやけどをしてしまう。

熱が鉄板を伝わって移動し、手に熱が伝わってしまう現象が「伝導」です。
この現象を考慮した結果がフライパンです。

フライパンに使われる素材の種類

ガスコンロ等でフライパンの裏側を熱し、表面に伝わった熱で調理を行う。
フライパンに鉄やアルミニウムが使われるのは熱が伝わりやすいから。
そして、持ち手の部分が木や樹脂になっているのは熱が伝わりにくいから。

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これとフライパンと同じ現象が起こる場所が木造住宅の各所に存在する。
代表的な部分は”窓・サッシ”です。

アルミの窓枠にアルミの障子です。
真夏の暑い外気を、フライパンと同様に部屋の内側に伝えてしまう。
これでは、クーラーなどで空調を行っても窓からドンドン暖かい空気が供給され、
住み心地が悪くなるだけでなく、光熱費も無駄に掛かる。

熱伝導について少し学ぶと、、アルミサッシを採用するという発想は出てこない。。

弊社ではフライパンの持ち手の部分にも使われている「樹脂」のサッシが標準仕様。
伝導率を考慮した結果であり、当然の帰結であると考えます。

油谷様邸 (257)

そんな樹脂サッシが三木市A様邸に搬入されている。
ガラスは複層・Low-Eですが、その作用については、またの機会に。

岩城直樹