日本の気候にあう工法 その② | NK建築工房株式会社

日本の気候にあう工法 その②

前回に引き続き、日本の特殊な気候について。

人間が健康に暮らせる湿度は、40%~70%と言われている。
これは湿度が下がりすぎると、インフルエンザなどのウイルスが繁殖しやすくなり
逆に上がりすぎるとカビが発生しやすくなる為。

人の肌も40%を下回るとカサカサし、70%を超えると関節部分がネチャネチャする。
自分で書いていながら、なんとも不快な気分になる。

それを踏まえて、、下の画像をご覧頂きたい。

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 ※水色が東京です。明らかにおかしな分布ですね。。

縦軸が温度、横軸が湿度です。
冬は寒い上に乾燥し、夏は暑いだけでなく湿気が多くなる。

夏はフィリピン:マニラの温度湿度帯に迫り、
冬はアメリカ:デンバーの温度湿度帯に近づく。

嫌がらせのような気候ですが、これはあくまでも月の平均。
月平均ではなく、一日単位で平均を検索すると湿度が25%まで下がることもある。

詳しくは以下のURLをご覧下さい。
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/daily_s1.php?prec_no=63&block_no=47770&year=2016&month=2&day=&view=

2016年2月のデータだが、2月9日の最小湿度は24%となっており
この空気を室内に取り込んでエアコンで加熱すると相対湿度は更に下がってしまう。。
空気は加熱すると相対湿度が下がる性質があり、それが厄介。

絶対湿度と相対湿度を理解するとその現象が分かり易いのですが、それに触れてしまうと
今回のブログには収まりきらないので後ほどご説明します。

暖かい室内にしようと思うと必要以上に乾燥してしまう。
インフルエンザなどのウイルスが快適な環境になり、カラダに良くない。

一般的に気温が20℃を超え、湿度を50%まで持っていくと
インフルエンザウイルスは活動できなくなると言われている。

では、ジャンジャン加湿しようとするのは木造住宅では少し危険です。
パッシブハウスのように換気に重点を置いていない高気密・高断熱の工法で
加湿器を炊いてしまうと結露が発生する。

窓が結露をおこすだけであれば拭いてしまえばいいのですが
(なかなかの手間なので毎日続くとかなりストレスになりますが、、)
壁の中で結露が起こってしまうと窓のように拭けない。。

結果として、グラスウールを使っていると結露で濡れてペッタンコに。
こうなると断熱材の役割を果たせないので、家が徐々に寒くなるが
ゆっくりと少しづつ断熱性能が落ちるので忙しい毎日の生活の中では気付きにくい。

また、濡れたグラスウールが構造材に張り付き、腐朽してしまう恐れもある。
これが一番恐ろしい。
壁紙が綺麗なので分からないが石膏ボードの向こう側は常に結露し腐朽が進む。

外出を終え、家に帰ると掃除をしっかりしているのに何故かカビ臭い。
これは壁内結露の可能性があり、健康に悪影響を及ぼしかねない。

ではどのように解決するのか。
空気の流れをコントロールするだけでなく、湿度をコントロールする方法を模索する。

湿度に強い断熱材・空気の流れが制御出来るシステム・家全体を少し過乾燥にする湿度管理。
上記三点を網羅した工法を選択することが重要である。

上記をクリアした工法が、外断熱+第一種換気システムとWB工法です。
湿度を管理に対するアプローチが違うシステムですが、上記の必須項目を全てクリアしている為
弊社はこの二つの工法をオススメしている。

当然どちらも住み心地が良く、末永く安心して暮らして頂けるお住まいをお約束させて頂きます。

そして、加湿器について、、、
またもや文字数が多くなりすぎましたので、後ほど。

岩城直樹