断熱材の仕様については日々色々なご質問を頂く。
弊社ではグラスウールを使用することは一切なく、
標準仕様は屋根・壁・基礎全て、押出式ポリスチレンフォームと呼ばれる素材。
簡単に言うと、畳ぐらいの大きさの板状のもので、素材感は重い発砲スチロールのような物。
それと木造の構造躯体の外側に貼っていく、外断熱を標準仕様としている。
今年の3月に竣工した弊社の設計士宅も当然のことながら
外断熱と第一種全熱交換換気システムを採用している。
「夏涼しく、冬暖かい」
どこにでもある、ありふれたキャッチフレーズだが
弊社の工法はこの住み心地に対して大きく特化している。
実際にお越し頂いてご自身の肌で感じて頂くのが一番なのですが
ここで一つのデータをご紹介したい。
設計士の自宅は二世帯住宅、家中どこでも涼しい空間である。
これは外断熱の効果と超高気密の施工品質。
エアコンの冷気を無駄に排出することがない
第一種全熱交換換気システムが基盤にあるから。
そこで高気密・高断熱を実証すべく、今年8月
一か月間限定でエアコンを24時間稼働してみた。
前提として、設定温度は少し高めの27度にしエアコンの電源はつけたまま。
それ以外は一切細工無し。
二世帯住宅なので、通常のお住まいに比べると倍になってしまうが、、
一度もエアコンを使わなかった7月と比べて約8千円。
一世帯当たり4000円程度で家中どこでも同じ温度。
そして換気システムの効果で湿度も低くサラッとした空間になる。
肝心の住み心地は「めちゃくちゃ快適」とのこと。
この効果を4000円で手に入れるかどうか。
実際にお越し頂けるといいのですが、もう真夏の時期は
終わってしまったので、次は寒い時期にお越し頂きたい。
暖房の使い始めはいつからなのか、どれほど温かいのか。
ぜひともご自身の肌で感じて頂けると嬉しい限りです。
岩城直樹