断熱施工研修 | NK建築工房株式会社

断熱施工研修

少し遅くなりましたが、、前回に引続き断熱施工研修の二日目。

いよいよ施工研修!
の前に、、寝て起きるのみなので、一番安いホテルに泊まったんですが
安価な宿泊費用とは反比例してホテル内は暖かい。

当たり前のように内窓がある。
それが北海道なのか?と思いながら一枚写真を撮ってみた(笑)

そして待ちに待った現場見学。

いつも陽気な株式会社キムラ:徳永さんにご案内を頂き、バスに乗り込む。
外気温は氷点下ですが「今日はまだ暖かいですね」との声に一同驚嘆。

これは断熱工事の現場にも期待ができる!との思いがよぎる。

そして現場へ。

基礎断熱を採用しているのは弊社と同じだが、厚みが違う。
90mmを超えておりNK建築の標準仕様50mmの倍近い。

ただ、じっと見ていると少し疑問が。
明らかに柔らかい素材で、コソっと指で押してみると抵抗なく凹んでしまった。

現場のご担当者に聞いてみると、柔らかくても問題ないとの回答。
本州では考えられない!!
シロアリの対策が全くなされていないのは北海道ならでは。

あまりに寒い地域の為、シロアリが越冬できないらしく
蟻害に対する恐怖心が無いようで、羨ましい限りである。

柔らかい素材は格好の蟻道になり、硬い素材が必要な本州では
専用の基礎断熱材である「ミラポリカ」
それを採用する必要がないとなると断熱施工がより行いやすい。

そして室内の断熱材に目を向けると、外断熱の厚みが75mm
更に内側に100mmのビニルの包まれていない剥き出しのロックウール。

外断熱で気密がとれているので、防湿層が不要で結露の心配がないとのこと。

そして少し気になるのは、三種換気で十分と言われている点。
極寒の地域なのに何故?

単純な疑問をぶつけてみたところ、冬場は「窓に薄ら結露するぐらいに換気量を絞る」ので
暖かさが逃げず、また吸気口付近に暖房設備を設けているので僅かに入ってくる冷たい空気は
即座に温められる為、家が暖かく保てると仰っていた。

ここで色々と疑問が残る。
暖かさは確かに保証されているかもしれないが、お住まいになられている方々が
出す二酸化炭素(CO2)はどうするのか。
二酸化炭素中毒の危険性は考慮されているのか?

百歩譲って冬場は良いとしても、梅雨の時期は?夏の時期は?
湿気に対する対策として三種換気の脆弱性は否定できないのでは?

その点をご担当者に聞いてみた。
二酸化炭素については、「大丈夫ですよ」との回答。科学的根拠については言及されず。。

湿気に対しては、そもそも北海道に梅雨がなく、夏の時期もサラッとしていて
何も問題ないとの回答を頂き、こちらは納得した。

うーん。。。
地元に持ち帰られる施工理論ではないようだ。

そして北海道でも珍しい工法が採用されており、ご案内して頂く。

家の横に地中から煙突のようなものが突き出ている。
大きさが分かるように徳永さんに横に立ってもらう。

かなりの大きさ。
このパイプが基礎下を通り、床下に。

その空気を部屋内に送り、二階からまたもや煙突で排出する。
温度差を用いて空気の対流を生み、煙突まで持っていく。


繰り返しになりますが、、湿度の心配がない北海道では有効に働くのかな?という印象。

色々な発想があり、思い思いの方法で「いい家」を追求する姿勢や情熱は
吸収すべきものであり、何よりの収穫でした。

岩城直樹