床のレベル

新築住宅の場合は特に問題が起こらない床のレベル。
床が斜めになっていない事が普通なのだが、古いマンションや築年数が20年を越える木造住宅では
一部が斜めになっていることがよくある。

床にゴルフボールを置き、床の状態を確認する。
一度はテレビなどでご覧になられたことがあるのではないだろうか。
ゴルフボールが転がってしまうような床の状態を専門用語で「床のレベルが悪い」と表現する。

今回のマンションリフォームでも、「床のレベルが悪い」状態を発見。
岩城は生まれつき三半規管が弱く、リフォームの現場調査等でお住まいの中を歩き回ると
悪い部分がすぐにわかるという特異体質の為、発見が普通の人よりも数倍早く確認ができる。

床のレベルが悪かった場所は、、キッチンのシンク前。。
奥様が一日に数回も行き来する場所である。

実はマンションの施工で、フローリング部分については施工精度が高いものの
畳の下などはガタガタと言っていいほど悪い場合がある。
ただし、畳の場合は材質の柔らかさや厚みがある為、ほぼ問題がない。

ところが!
今回はキッチン前という事もありクッションフロアを施工する。
厚みは4mm程度、畳の厚さと比べると1/10以下。
このまま施工してしまうと、奥様の体に変調を起こす事は目に見えている。

そこで、是正工事として、レベリングという作業を行う。
※昨今の新築マンションでほぼ間違いなくこの工程が入っているので
新築マンションをご購入される方はご安心頂きたい。

レベリングを行い、家の中にある「坂」を解消する。
人間の体は繊細にできており、国の指針で表現すると
1mの間に3mmの高低差までは問題ないとのこと。

実際には1mで3mmはかなりの傾斜を感じるが
個人差があるようで、問題ないと感じる方のほうが多いようだ。。

そして、1mで6mm以上だと体に変調が起こってもおかしくないほど
問題が大きい施工と言える。

さて今回。。
実測した結果がコチラ。

赤い光に注目して頂きたいのですが、奥が110mmの所に光が当たっており
手前側が130mmの所に当たっている

この間、1mもない。

つまり1mの間に20mmの傾斜があるという事。
国の指針の3倍以上。
前に暮らされていた方の体調が心配になるぐらいの大きな瑕疵だと言える。

上記のように是正工事を行い、左官材料の乾燥を待つことにした。
傾斜の無いキッチンでお料理を楽しんで頂ければ幸いです。

岩城直樹